ハキハキライフ〜アメリカ

アメリカ在住意識低い系専業主婦のブログ

妊娠38週5日目 破水から出産の時の話

38週の検診で「次の週まで妊娠してたら促進剤を使う事になるかもね」と先生に冗談(⁇)を言われました。

 

促進剤を使うとすごい痛い陣痛がくると聞いた事があり怖かったので、「促進剤は嫌だな…早く陣痛来てほしい…」と思い、検診の次の日は家族で散歩に出かけ、1時間くらい歩いては休み…を繰り返しました。

 

その次の日も家で腰回し運動をしたり、階段の上り降りをしたりしてアクティブに過ごすようにしました。

抜糸するまで安静に過すようにしていたので、数ヶ月ぶりの運動となりました。

 

検診から2日後、ベットで寝ていた朝方3時半頃、突然破水しました。

 

破水の瞬間、まるで水風船が体の中で破裂したような感覚ですぐに目が覚めました。

家庭用プールの水を抜いたみたいな勢いで羊水が出続けるので20秒間くらい動けませんでした。

羊水は横になっている私の肩の所まで広がっていきました。

 

破水が落ち着いたらソファで寝ている旦那へ電話し、寝室までタオルを持って来てもらい、体を綺麗にして病院へ電話しました。

(感染症が怖いのでシャワーは浴びずに赤ちゃんのお尻ふきで体を拭くだけにしましたが、湯船に浸からなければシャワー浴びてもよかったのかな?😅)

まだ陣痛はないけど破水した事を伝えると、病院へ来る様に言われました。

 

前もって準備していた入院バッグと娘のお泊まりバッグの中身を再度確認し、朝方だったのでお腹空いた時のための朝ご飯としてサンドイッチを作り、娘を預かってもらう約束をしていた友達に連絡し、破水から1時間後くらいに友達の家に向かいました。

 

夜中だったけど友達はすぐに起きて対応してくれて、娘を預けた後病院へ向かいました。

 

今まで胎動はよく感じていたけど、破水してお腹が少ししぼんだせいか全然胎動を感じなくて少し心配になりました。

 

コロナウィルスCovid19のパンデミック真っ只中なので、病院に着くと私だけモニター室に入り、本当に破水だったのかの確認と体が出産の段階に入っている事を確認してからでないと旦那は入室できないと言われ、旦那は受付のベンチで待つ事になりました。

 

5時10分 赤ちゃんの心音を確認。

陣痛のモニターベルトをお腹に巻いて、本当に破水だったかのテスト(アソコに長い綿棒を入れて中を拭き取る感じのテストでした)をし、水分補給用の点滴をしてくれました。

 

その後はドクターが来て、子宮口の開きは2、3センチくらいだと確認してくれました。

 

6時 旦那モニター室への入室

これから個室に移り陣痛〜出産まで全てその部屋で行う事を説明されました。しかし個室に移る前に、夫も私もCovid19の検査をしないといけないと言われました。

 

最近は口の中を綿棒で拭うだけの簡単なコロナ検査もできていると聞いてたので、その検査方法である事を願っていましたが、私達が受けたのは従来通りの綿棒で鼻の奥を触るタイプのものでした。

脳みそを触られた感じがするくらい痛いと噂の、あの検査です。

 

看護師さんが防護服にフェイスシールド&マスク姿で現れると、旦那から検査を始めました。

 

鼻の奥のさらに奥まで綿棒を入れたら、そのまま5秒数え、そこからさらに15秒間鼻の奥で綿棒を動かす…というのを両方の鼻の穴でやらなければいけませんでした。

 

旦那は綿棒が入っている間はずっと溺れているような感覚で、思っていたよりも何倍もキツかったといい、看護師さんが綿棒を動かす度に咳をしていました。

 

私はコロナの検査は脳みそを触られているみたいですごく痛いと聞いていたので、出産よりもコロナ検査の方が怖い…と本気で思っていたのですが、

そこまでひどい痛さは感じませんでした。

 

泳いでいる時に鼻に水が入って痛い感じ、プラス綿棒の違和感…くらいで思っていたよりもひどくありませんでした。

 

検査結果は20分から30分後に分かると言われましたが、看護師さんが戻ってきたのは50分後でした。

2人とも陰性なので個室に移っていいと許可が出たようです。

 

この頃には重めの生理痛くらいの陣痛がき始めていました。

 

8時半 個室へ移動

破水しているため感染症になるといけないので、24時間以内に出産してほしい、そのために促進剤の点滴をします。と看護師さんに言われ、oxytocinと書かれた点滴が追加されました。

 

しばらくしてドクターが部屋に来て、お昼から夕方あたりの出産を目標に促進剤をどんどん強くしていくからね、と伝えられました。

 

9時半 無痛にしたい…

身動きがとれないくらい激痛の陣痛がくるようになり、看護師さんに無痛分娩の薬を始めてほしいと伝えました。

無痛にすれば出産まで昼寝ができるので、出産の前に少し休めると思ったからです。

 

看護師さんは無痛にしてしまうと起き上がれなくなるから出産まで寝たきりになるけど、それでもいいの?と言いました。

 

まだ無痛にするには早いって言いたいのかな〜と思い、もうちょっと待つ事にしました。

 

陣痛の合間に友達とラインでお話していたのですが、「無痛の薬が効くまで時間がかかるかもしれないし、すぐに麻酔科医が来てくれるのかも分からない。陣痛が3分間隔になると無痛はできないと言われる場合もあるので早めにお願いした方がいいよ」とアドバイスしてくれ、

陣痛4分間隔くらいになった頃に無痛のお願いをする事にしました。

 

10時15分 無痛の薬を打ってほしいとお願い

看護師さんは「麻酔科医に連絡して来てもらうね!」と言い、部屋を出て行きました。

 

そしたら本当に友達の言った通り、麻酔科医が現れるまで時間がかかりました。😭😭😭

陣痛はどんどん強くなり、間隔もどんどん短くなっていきました。

 

11時10分 麻酔科医到着

やっと麻酔科医が来て、背中から無痛の薬を入れてくれる事になりました。

 

11時半頃には麻酔も効いてきて、陣痛の痛みは感じなくなりました。

 

これでやっと昼寝して休める…と思いきや、

陣痛は感じないけど数分間隔でお尻の穴に圧力を感じる…う○ちが出そうなあの感じがあって、

せっかく寝ようと思ったのに…変な感じがして寝れない…

 

そう思っていたら看護師さんが来て、「モニターをみてるとすごく強い陣痛がきてる感じがするんだけど…下の方に何か押されてるような感じはする?」と聞かれました。

「う○ちが出そうな感じはする」と伝えると、「ドクターに確認してもらいましょう」と言う事になました。

 

12時10分 子宮口の開きを確認

ドクターが子宮口の開きを確認し、「もういきんでいいよ。よし、いきんでみて!」といきなりお産する事になりました。

 

やっぱり無痛打ってもらうのギリギリだったな〜あれ以上待たなくてよかった…

 

無痛なので痛みはありませんが、うんちを出す感じでいきんで!と言われました。

 

看護婦さんがモニターを見て、陣痛がきたタイミングでいきんで、ドクターの合図で休む。また陣痛がきたら何回かいきんで休む…を2時間以上くり返しました。

 

夜中から破水して全然寝てなかったので、いきむ合間の休んでる間に眠気が襲ってくるようになりました。目を瞑ったらすぐに眠りに落ちれそうなくらい眠くて辛かったですが、「今ここで寝ちゃうと帝王切開になるのかな…」と思うと怖くて、頑張って大きく息を吸って「酸素酸素…」って寝ないように頑張りました。😅

 

14時30分 誕生

無痛なので痛みはほとんど感じませんが、最後の最後、赤ちゃんの頭が出てくる時のアソコが伸びていく、引きつって裂けていく痛さは感じました。

今まで全然痛みなくいきんでたのに、最後のあの痛みは「いきむと裂けちゃいそう…」と、いきむのをやめたくなるくらい痛くて、正直ちょっとだけいきむ力が弱くなってしまったのを覚えています。

 

上の子は約1000グラムの未熟児だったので、このような痛みは今回が初体験でした。

 

でもこれを乗り越えないと赤ちゃんは出てこれないんだな…とやっと決心がついたら、痛みとともにいきむ事ができて、なんとか無事に赤ちゃんを生むことができました。

 

先生が赤ちゃんを胸に置いてくれて、それから退院までずっと同じ部屋で過ごしました。

 

2泊して退院できると言われたのですが、上の子を友達に預けていたので、2泊もお泊まりさせてもらうのは申し訳ない気がして、1泊だけして退院しました。